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得たものその5 ~人をいかに巻き込むか~

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5.人を巻き込んで仕事をする方法

今この文章を読んでくださっているあなたは、大なり小なり今の職場への不満を抱えているのではないでしょうか。


その不満って、職場でのコミュニケーションに由来しませんか?

 

人はいくら給料が良くとも、仕事が楽だろうとも、職場でのコミュニケーションが自分に合ったものでないと、多大な苦痛を感じる生き物です。


人類は古来から集団生活によって過酷な環境を生き抜いてきた生物ですから。

 

やりたいことを協力してもらえない。

 

なんであんなことをするんだろう。

 

新卒の頃は職場や仕事内容に馴染むのに精一杯でも、慣れると色々なことが目につくものです。
理想論とは異なる現実に嫌気がさしたり、自分の理論に伴って周りを変えようと躍起になったり。

 

私は大学院でこれを学ぶまでは失敗ばかりしていました。

 

そもそもコミュニケーションに自信がありませんでしたし、最初の職場

の問題で余計に人に助けを求めたり話し合ったりということに強い苦手意識を感じていました。

 

今となれば私にも至らないところだらけなので、とてもお恥ずかしい話なのですが・・・。

 

それはさておき、論文を書く段階になると、この「人を巻き込む」能力って、飛躍的に伸びるんですよ。


論文を書くって、調査研究にしても介入研究にしても、他の人に協力してもらう必要があるんです。

 

そこで何が起きるか。

 

これまで学んだもの全てが統合されて発揮できるんです。

 

最先端の情報を収集しながら、

論理的思考によってプロトコルを作成し、

記述方法によりわかりやすい資料を作り、

いろんな人にわかりやすく説明をする。

 

もちろん、最初からうまくはいきません。

 

また、全員が賛同して協力してくれるわけでもありません。

 

でも、それでいいんです。

あなたの理論が間違っていなければ、必ず協力してくれる人が現れます。

 

最初は一人でいいんです。
一緒にやっていくうちに、仲間がどんどん増えていきます。

 

もし協力してくれる人が誰も現れなければ、その時は自分の理論を見直す必要があります。
いくら最先端の知識から作った理論でも、その環境や実情に合っていなければ、協力したいと思ってくれる人は現れません。

 

うまくいかない時に環境を変えるのも一つでしょう。
Aの環境では使えなくても、Bの環境では素晴らしい効果を発揮することもあります。

 

私はそうして職場で仲間を増やし、恩師の指導のもと無事修士課程を修了することができたのでした。


そうして気づくと、この職種について約10年の月日が流れていました。

私はある決断をします。

 

→ある決断とは